7月29日
お気に入りの白磁 後編
彼の作品も手びねりで、表情があり、とても温かみがあります。ひじょうにきれいで、心が洗われるようです。
彼を支援している骨董屋さんも偉くて、これから成長していく作家だからより多くの人に楽しんでもらいたいと、作品の値段もおさえています。
実際にお会いしてみて、いろいろなお話をうかがって、作品に対する思いも一層深まりました。本当に訪ねてよかった、と思います。今、私の一押しの陶芸
作家です。
皆様もぜひ、ご自分で全国各地のさまざまな窯元を訪ねてみるといいのではないでしょうか。陶芸作品を見たり、買ったりする場所は、決してデパートやお
店だけではありません。陶芸作家さんと直接いろいろなお話をして、その思いを知ったうえで作品を買うのも楽しいですよ。
*「
今月の逸品」再開しました。
7月26日
お気に入りの白磁 前編
北九州市小倉にオープンした「ギャラリーやすこうち」では、絵だけでなく、焼きものの展示販売も行うつもりです。
今、私が「いいなぁ」と思っている陶芸作家がひとりいます。アンティークモールを運営している友人の知り合いで、彼女もその方の作品を暮らしの中で
使っています。
白磁の、李朝時代の名品のような壷や皿、茶碗、湯呑み、徳利などです。
先日、その陶芸作家の工房を訪ねてみました。
三十歳の韓国の方で、奥さまと山口県に工房をかまえています。
もともとは自国の韓国で陶芸家を志し、売れてきつつあったのですが、日本の陶芸に興味を抱いて、こちらへ移ってきたのです。焼きものに対する、日本人
独特の見方、楽しみ方、その表現方法をすごく面白いと思ったからだそうです。
たしかに、手びねりの、ひとつひとつの作品の微妙な味わいを堪能するという感覚は、日本人と韓国人に共通するものです。技巧を凝らし、
機械で作ったような精巧な作品ではなく、一見粗野な、素朴な自然な味わいを尊ぶという美意識です。
*「
今月の逸品」再開しました。
7月21日
「開運! なんでも鑑定団」の報奨金
「開運! なんでも鑑定団」は、すでに十四年以上つづいている長寿番組です。
先日、視聴率がずっと二桁を越えているということで、テレビ東京から報奨金が出ました。
前回はスタッフ一同で飲み会をしたのですが、今回は皆で分配し、私も少しおすそ分けをいただきました。
いずれにしろ、スタッフとは飲み会もするのでしょうね。
これもひとえに、スタッフの方々及び、視聴者の皆様のおかげです。本当にありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いいたします。
*「
今月の逸品」再開しました。
7月18日
偶庵設立のいきさつ 後編
しかし、私は日本人にはにっぽんの絵が一番落ち着くと思うのです。
例えば、日本の湿潤な環境では日本酒や和食が一番美味しく感じられるように、
その土地で生まれ、永く育まれたものが一番なのではないでしょうか。
だからこそ、もっと日本画を認知してもらうため、さまざまな取り組みを行っていきたいと考えたのです。
ユニークな企画の展覧会や、デパートでトークショーなどを開催して、まず皆に日本画を知ってもらおう。
絵のリースをしても面白い。さまざまなことを考えました。
また、ビジネス的な側面として、企業が所有する美術品を査定評価するのはいい仕事になりそう、という考えもありました。法人会計における
「時価会計」 「減損会計」 制度の導入により、不可欠となった法人所有の美術品の適正な時価評価をしっかりと サポートするのです。
私だけでなく、「なんでも鑑定団」でおなじみの鑑定士・田中大をはじめ、経験豊かなスタッフが公正、かつ厳格な評価・鑑定をします。
国際的には、ひじょうに高い評価を得ている日本の美術品。それらを確実に後世へ伝えられるように貢献すること。それが、偶庵の願いなのです。
*「
今月の逸品」再開しました。
7月11日
偶庵設立のいきさつ 前編
一昨年の秋、私が
株式会社偶庵を設立するにいたったのは、今あらためて
「にっぽんの絵をきちんと守り伝えたい」という素朴な思いを抱くようになったからです。
大上段に振りかぶったような、ご大層な決意というものではありません。
ごく普通に、「ここは日本なのだから、もっと皆、日本画を楽しんでもいいでしょう。
西洋画ばかりが絵じゃないですよ」という思いです。
例えば、ある出版社が発行しているロングセラーの入門書『絵画の見かた』には、
日本の絵が一枚も無い。それでも、本のタイトルは『西洋絵画の見かた』ではなく『絵画の見かた』なのです。
教育の現場でも、美術界でも、今や西洋絵画が中心です。
*「
今月の逸品」再開しました。
7月6日
一番でなく、オンリー・ワンでいい 後編
骨董の世界は、店主の得意分野や抱えているお客様によって、扱う品物に向き不向きがある。ですから、店主のひとりひとりが一国一城の主であり、自分の
ペースでやればいい。その店その店で扱う品物に特長があり、お客様もそれに応じて訪れる。競争も限られているのです。
幸い、骨董界では女性が珍しかったため、何かにつけて見逃してもらえるというところもありました。高価なものをばりばり売り買いしていたわけではあり
ませんでしたので、敵対視されることも無かったのです。
日本において、女性はビジネスの世界では親切にされるか、無視されるかです。ある意味、無視されるのも、女性の特権ではないかと思います。
九州で骨董屋さんを営んでいる友人などは、女性だから業者同士のセリでいじめられたという話も聞きましたが、東京ではそういうこともなかったです。
ですから、私には、女性ゆえの苦労話というのはほとんどないのです。
*「
今月の逸品」再開しました。
7月1日
一番でなく、オンリー・ワンでいい 前編
私は、あまり他人の目は気にしません。自分を他人と比べたりもしません。
銀座「サン モトヤマ」の会長・茂登山長市郎さんが仰っておられる「四ない主義」には、たいへん感銘を受けました。
運が必ず巡ってくるための秘策でもあるそうです。それは次の四つ。
一、反省はするが、後悔はしない。
二、決して愚痴をこぼさない。
三、悪口を言わない。
四、人を羨ましがらない。
素晴らしいですね、私も心がけています。
若い頃からもともとマイペースでした。他人の見方、考え方にも左右されない方だと思います。
競争も嫌いです。あまり意味ないのではないでしょうか。一番でなく、オンリー・ワンでいいのです。私はずっと、自分のスタイルでのんびりやってきまし
た。
*「
今月の逸品」再開しました。