洋画家の武宮秀鵬さんとの対談で、常々私も感じている話題で盛り上がりました。
武宮さんが初めて海外の展示会、韓国のアートフェスティバルへ出品したときに感じたことです。
韓国の人は自分がその絵を気に入るかどうか、その絵からエネルギーをもらうかどうかで、絵を評価し購入する。
ところが、日本人は技法や市場性等、様々な説明を求める。その説明によって判断する。韓国の人は自分が良ければ、そのようなことはどうでもいい。
どうして、日本人は説明ばかり求めるのでしょう?
外国の方は、生活の中に飾って楽しむために、絵を買う。ところが、日本人は資産として買う。汚れたら嫌だからと、ガラスのケースに入れたり、奥に仕舞
い込んでしまう。
「楽しむために一年間飾って、多少色があせてもいいじゃないのでしょうか」とは、武宮さん。描き手の立場からすると、飾って楽しんでもらいたいのです。
私もオリジナルの掛け軸「風香」をプロデュースしていて、そういうことを痛感します。生活の中で掛けて、楽しんで欲しいのです。
*「
商品一覧」を追加しました。
*「
今月の逸品」で『風香』を紹介しています。
広重の画集を見ていて面白い絵がありました。
「命とり女」というタイトルの、広重の肉筆画です。
「命」という字を家の柱に見立て、それをカンナで削り、手斧(ちょうな)で切ろうとしている二人の女性。美人は命取りという教訓を絵にしたものです。
この感覚の楽しさには脱帽。江戸時代の絵は面白い!
*「
商品一覧」を追加しました。
*「
今月の逸品」で『風香』を紹介しています。
寒い毎日が続きますが、皆様いかがお過ごしですか?
毎朝通勤で通る道端に、綺麗な梅の花が咲いていました。まだまだコートが手放せない毎日ですが、春はもうそこまで来ていますね。
*「
商品一覧」を追加しました。
*「
今月の逸品」で『風香』を紹介しています。
絵画の真贋を見分ける重要なポイントとして、私はまず色をよく見ることだと思っています。
本物は、色からして違います。色に深み、奥行きがあるのです。
先日、某美術誌の取材で洋画家の武宮秀鵬さんと対談した際、やはりそういうことを実感させられるお話をうかがいました。
例えば夕日に染まった富士を描くにしても、何度も何度も色を変えていく。
「この赤じゃないと駄目だ」という色を探す。同じ赤でも、何百種類とあるのです。
何度も色を変え、理想の色を徹底的に追求することによって、自分の色というものにたどり着く。武宮秀鵬さん独自の「赤」を生み出すのです。
そのようにして、画家は絵を描いているものなのです。色にも深い意味合いがある。
しかし、本物を真似ただけの贋作には、そこまでの意味合いはないのです。色が浅い印象です。
そのような違いを鑑定の際に見分けるわけです。
*「
商品一覧」を追加しました。
*「
今月の逸品」で『風香』を紹介しています。